また誕生日がやってきた。
私は、あなたのことを何も知らなかった。
あなたは、今幸せでない自分が、他人を幸せにできるはずない、という。
でも、私は人に幸せにしてほしいとは思わないし、すでに十分幸せだ。
男だから、家庭を支えないと、という。
でも、私は仕事を辞めるつもりは毛頭ないし、なんなら私が養ってもいいと思っている。
今日、結婚するか、別れるか決めようと思っていた。彼の結婚しない理由があまりにも予想のななめ上だったので、なんだか拍子抜けしてしまった。
同時に、結婚がものすごくプレッシャーだったんだなとも思った。私が結婚を口にするたびに、そのプレッシャーを黙って背負ってきたのか。
あまりにも結婚についてのイメージが違いすぎたので、彼に心の整理期間を1ヶ月つくった。
1ヶ月後、その答えが別れであっても、私は受け入れる覚悟ができている。