落ち着いている

締め切りまで何もしない

いいことがあると知ってたんだ

最近は近所のお花屋さんを応援したいので、毎週切り花を買いに行く。

昨日はオレンジのバラを買ったら、お水に入れるといいですよ、と肥料のようなものをサービスしてくれた。

もしかして私のこと覚えてくれているのかな、と思って嬉しくなった。


花屋さんをでて家までの道を歩いていると、すれちがった人が、パウル・クレーの忘れっぽい天使が描かれたトートバッグを持っていた。

一瞬だったし、すぐ信号の向こうに消えてしまったけど、私はクレーの忘れっぽい天使が好きだ。正直で、素直で、目を閉じて微笑んでいる優しい世界。


いいことが2つ続いたから、今日はもう一つ、絶対いいことがあると予感した。


そしてそのとおり、彼ととてもおいしいお酒を飲んで、楽しい夜を過ごすことができた。

彼は始終笑っていたし、わたしは意味もなくべらべらとしゃべり続けた。

べらべらとしゃべり続けて彼の気を引こうとしたけど、今日が終わる前に、家に帰ってしまった。


それでも3つもいいことがあったので、ちゃんと日記に書いておこうと思ったんだ。