落ち着いている

締め切りまで何もしない

こぼれ落ちるにまかせたい

久しぶりに外で会った。

はじめてのお店で、カウンターに座った彼は、私をお店の人との会話に自然と混ぜてくれる。

さりげなくグラスの様子を確認し、おいしい料理をたのんでくれる。

お店の人は、彼の連れだから、私を邪険にしない。


こんなに幸せな時間はないと思う。


でも子供を持って、あたたかい家庭をつくりたいという気持ちもある。


なぜ、どちらもは選べないんだろう。


妻であり母であることと、

女であるということを、

別の時空で楽しめる世界線に行きたい。